次男の迷言録Ⅲ
説得 (中学2年生) 母親「もう、毎朝お弁当つくるのうんざりだわ!」 次男「ねばり強くいこうよ」 読書感想文 (中学2年生) 次男「お母さん、ぼく宿題の読書感想文、ぜったいこの本にする」 母親「そんなに気に入ったの?」 次男「うん。他はみんな200ページ以上あるのに、この本は40ページ しかないん... 続きをみる
次男の迷言録Ⅱ
志望校 (小学4年生) 「ぼくはあまり東大へは行きたくないな」 「じゃ、どういう大学へ行きたいの?」 「デザートの出る学校!」 けんか (小学4年生) 兄とけんかをして、 「あたまにきた。ぼくもうへその緒が切れた!(堪忍袋の緒が切れた)」 ダメだこりゃ (小学4年生) 昼寝をはじめた母親に向かって... 続きをみる
次男の迷言録Ⅰ
結婚願望 (4歳) 朝、兄と一緒に寝ていた寝床から起きだして、 「あったかいなあ。ぼくお兄ちゃんと結婚しようかな」 宿題 (小学1年生) 家に仕事を持ち帰った父親に、 「会社の宿題はどんなのが出るの? 作文みたいなの?」 「まあ、そんなものかな」 「算数は出ないの? 足し算とか、掛け算とか」 ... 続きをみる
長女の迷言録
礼儀? (2歳) 母親に無理やりご飯を食べさせて、「ありがとうは?」 散歩 (2歳) 土手で飼い犬を叱る。「そんなとこ入っちゃダメでしょ!」「本当にもう!」 会話 (2歳) 長女と友達の男の子の会話。 長女「ぼくねえ、ちんちんないの」 男の子「へえーっ、どうしてかな。まだ小さいからかなぁ」 心配 ... 続きをみる
ホワイトデー
はるえおばあちゃんは今年93歳になる。華奢で小柄で、少し腰が曲がっているが、まったくボケていない。大の巨人ファンで、クロスワードパズルが趣味、息子と冗談を言い合い、孫娘とトランプをして遊ぶ。 早くに夫を亡くしたが、自分の人生にはおおむね満足しているようで、「もうこの歳だから、いつお迎えがきてもかま... 続きをみる
長男の迷言録
意見の一致 (小学1年生) 母親「お父さんの得意なことは?」 長男、次男「ひるね!」 お父さんの奥さんは? (小学3年生) テレビドラマを見ていて母親に、 「あの女の人はだれ?」 「男の人の奥さんよ」 「奥さんって?」 「えっ、奥さん知らないの? じゃ、あなたのお父さんの奥さんは?」 「…いな... 続きをみる
かかしの旦那
大学2年目のとき、学生寮の近くに「かかし食堂」という定食屋が開店した。 寮の食事に辟易していた私たちは、その食堂に入り浸るようになった。 経営していたのは若い夫婦で、年も私たちとそう違わなかった。店を閉めたあとで、 夜中まで麻雀をして遊んだ。1年ほどそこでバイトをさせてもらったこともある。 「かか... 続きをみる
笑顔
その頃、病気の父を見舞うため、毎週土・日に車で田舎へ帰っていた。 膀胱癌の末期で、余命半年という医師の宣告にどうしていいかわからず、 ただあたふたするばかりだった。 そこへ、兄の借金問題が浮上してきた。友人の頼みを断りきれず、 連帯保証人の欄に署名押印した結果だった。 父が寝ている家に、毎日のよう... 続きをみる